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口腔がん検診

口腔がん検診

近年、口腔がんは増加傾向にあり、マスコミにも取り上げられる機会も増えているかと思います。現在、日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなっているのが実態です。日本人の国民病とも言われるようになって来ました。しかし、現代医学の進歩は著しく、生存率も高くなってきています。その一翼を担うのが早期発見のための診断です。
口腔がんとは、お口の中に発生するがんで、歯牙以外の色々なところで発生する可能性があるものです。舌、歯肉(歯ぐき)、口腔底(舌の下)、頬粘膜、口蓋、口唇などです。そのうち舌がん(約60~70%)の割合が日本人は多くなってきています。当院でも、前癌病変(precancerous lesion)と呼ばれる粘膜疾患から、悪性腫瘍まで、様々なケースを早期発見して来ました。

そこで、最近、新たに「バイオクリーン」という診断装置を導入し、診断精度の向上に努めております。バイオスクリーンは、口腔粘膜異常の可視化を高め、口腔検査の補助として使用しています。400~500ナノメートル波長の青色光を発し、口腔粘膜内部に異常があると蛍光可視が低下することで、異常のある部分が黒く映し出されます。また口腔がん専門医との連携による遠隔診断システムを採用しているため、いつでも当院で口腔がん検診を受けることができます。年に1度程度は、口腔がん検診を受診されることをお勧めしております。 数か月に1回の定期検診と合わせて活用下さい。

口腔外科