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症例のご紹介9

症例のご紹介9

O様 80代 女性

詳細

こちらの方は、当院のことを以前に歯科雑誌を見てご存知だったということで、わざわざホームページで探していらっしゃいました。今回は、しっかりした義歯を作りたいと、遠くから電車に乗ってのご来院です。使っている入れ歯が、緩んでしまい、かたかた動くことで痛みが出る。そして何よりも、うまく噛めないというお悩みでした。これまでの治療のご経験、歯医者さんで困ったことや治療に対する要望を聞かせていただき、様々な治療方法の中から入れ歯治療を選ばれました。外科手術の伴うインプラントではなく、一番早く機能を回復できる治療方法として入れ歯を選ばれました。

残っている歯がしっかりしていましたので、取り外しが簡単で、目立たない入れ歯としてスマートデンチャーでの治療となりました。スマートデンチャーは、クラスプという入れ歯を支えるフックの金属がないので審美的に優れており、取り外しも簡単にできます。ノンクラスプと言わる審美義歯は、種類が多くありますが、当院は歴史が長く実績がある和田精密のスマートデンチャーを採用するケースが増えています。最近は海外で製作されている入れ歯もある中で、スマートデンチャーは国内での製作現場の技工士さんと綿密な打ち合わせができることもあり、非常に精度の高い仕上がりになります。金属の素材は金(白金加金)を使用しています。金は金属としては入れ歯の素材としては、実は最適なものです。金の特性としては、弾性力があるので、たわみに適応できる上、痛みも出にくく舌触りも滑らかで、アレルギーの心配もありません。また、高い精度で製作することができ、抗菌作用もあります。結果、耐久性もあることで長く使用でき、破折の心配もほとんどないという優れた素材なのです。金属の床を大きめにする設計でしたので、優れた素材を使うことはとても有効です。これにより残っている歯にかかる負担が少なくすることができ、長く快適に噛むことが可能になります。

経過の写真

治療期間 右上、左上:約1.5ヵ月(5回の通院)
治療費用 右上、左上:約55万円
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。