症例・患者様の声

症例のご紹介8

◎ O様 70代 女性 「せんべいから、スルメまで食べられるようになりました」

【詳細】
こちらの方は以前から家族の方が来院されており、お子さんからの紹介でお越しになりました。
来院のきっかけは、今まで使用していた入れ歯が合わない、痛いという内容でした。検査をしてみると、部分入れ歯が合わなくなっていたことに加え、反対側の右下の奥歯(456番)のブリッジを支えている歯の中で歯根が破折していたため、保存が難しい状況でした。

歯根破折の原因は様々ですが、土台の金属が影響する場合があります。むし歯の治療で歯の神経を取り、そこへ支柱を立てて土台を作り最終的には被せ物をします。土台に硬い金属を使用した場合、噛んだ力がクサビのように力が加わり、周囲の組織がひび割れてしまうというメカニズムです。ちなみに、金属のコア(土台)を、最近はファーバーコアという弾力性のあるものにすると、防げるケースが増えてきています。

保存することができなく、止む無く抜歯をした後の治療としては、部分義歯(部分的な入れ歯)を選択して頂きました。インプラントやブリッジという選択肢もありましたが、義歯は既に、右上の欠損部分に当院で治療された精密鋳造の義歯を入れていたため、入れ歯の効果を体感しており、躊躇なく今回も義歯となりました。

今回は右下の2本の欠損部、左下3本の欠損部を繋ぐ両側にまたがるタイプの義歯となるため、できるだけコンパクトに収めたい、かつ残っている歯に負担の少なくしたいということで、ミラクルデンチャーを選びました。金属部分には、白金加金を使用しています。金は適度な柔らかさをもった素材で、入れ歯には非常に相性が良い金属です。特に、両側にまたがるタイプの義歯の場合は、左右で噛み合わせにバラつきが出ると、左右でシーソーのように「ぎったんばっこん」してしまいがちです。そこに白金加金を使用すると適度にしなり、安定させるため痛みが出にくく舌ざわりがとても良くなります。結果的に長く快適に使える義歯になります。

ご本人からは、「今は何でも噛めて、おいしく食事ができています。せんべいとかスルメまで食べられます」と喜びの声を頂いています。

【経過の写真】


【治療期間】
右下、左下:約1.5ヵ月(4回の通院)

【治療費用】
右下、左下:約50万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。

症例のご紹介7

◎ O様 60代 女性 「時々入れ歯を入れていることを忘れてしまいます」

【詳細】
こちらの方は、古くからの患者さんのご友人の紹介でいらっしゃいました。
最近は、ホームページを見て入れ歯、義歯のことで遠くからも相談にいらっしゃいます。一方で患者さんからのご紹介もいらっしゃいます。

ご来院のきっかけは、右下のブリッジの歯が痛むというものでした。レントゲンや歯周病などの検査を行った結果、ブリッジを支えている土台となる歯(4番)の神経が痛んでおり、根管治療をもう一度行い、セラミックの冠で被せる治療となりました。ブリッジで支えていた歯でしたので、もう一度ブリッジにする選択肢もありましたが、今回の症状もブリッジにしたことで、隣接する歯に負荷がかかり過ぎて症状が悪化した経緯もありましのたので別の治療方法を選びました。やはり一番力がかかる奥歯でしたので、見た目と共に、噛み合わせ全体をどう最適化するかが治療方針として大切な部分になってきます。2本の欠損部位(歯がない2本分の場所)には、インプラントか部分義歯(入れ歯)を検討しましたが、身体への負担のある外科処置を避け、見た目の問題がクリアできる審美義歯の治療となりました。

入れ歯治療に方針が決まったもののご本人からは「自分の歯と同じ感覚の入れ歯ができるだろうか、違和感はないだろうか、見た目は? 金額は?・・・」と色々な不安があったそうです。

安喰歯科医院では、治療の前の診断、治療計画、患者さんとの相談をじっくり行ってから初めて治療がスタートします。特に義歯(入れ歯)を初めての方には、不安なことが沢山あることを踏まえて、特に丁寧にお話をさせて頂き、女性の方の目線で気になることも一つ一つ確認させて頂いております。

今回は、隣接する歯も同時に治療がありましたので、レストという小さなフックが隣の歯の受け皿にぴったりとはまるような特殊加工を施しています。このように入れ歯単体ではなく、周囲の歯を全体で一体化するように最適な設計にすることで安定して長く噛める入れ歯に近づいてきます。

また今回は、正面からギリギリ見える部分でもありましたの、数種類の入れ歯から、審美的に優れ、脱着もしやすいスマートデンチャーを選択されました。

金属の補強部分は見えない裏側に施し、たわみや変形を防ぐ、優れた構造になっています。これはコバルト合金という非常にコストパフォーマンスの高い金属です。患者さんから「時々入れていることを忘れることがある。思ったような違和感もなく安心しています」と定期的にメンテナンスで笑顔を見せて頂くと、こちらとしても大変うれしく思います。

【経過の写真】


【治療期間】
右下:約1ヵ月(3回の通院)

【治療費用】
右上:約24万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。

症例のご紹介6

◎ N様 60代 男性 「入れ歯を入れているのを忘れて歯磨きしてしまいました」

【詳細】
こちらの方は、以前から家族が通院されており、奥様のご紹介でいらっしゃいました。 入れ歯のことで悩んでおり、これまで通院していたところでは不安になり、「安喰さんのところは親切で評判がいいから相談してみたら」と言われたそうです。 これまで、保険診療の入れ歯を使用されていたのですが、入れ歯を固定するフック(金具)の部分が折れてしまい、新しい入れ歯を作って欲しいというご希望でした。

またせっかくなら、見た目にも入れ歯と分かりにくく、しっかり噛めるような、良い入れ歯にしたいというお話でした。

早速、お口の中の精密な検査、診断を重ね、この方のお口の状態と希望にあった入れ歯治療の治療計画書を作成して一緒に検討して頂き、今回は「ナチュラルデンチャー+金属床」で治療することになりました。 また、同時にインプラント治療やその他に考えられる方法をいくつか並べて説明させて頂き、しっかり納得されてからのスタートです。

当院には、遠くから入れ歯治療の相談に多くの方がいらっしゃいます。その結果、審美義歯から超精密義歯、柔らかいシリコン義歯まで症例が豊富なことから、入れ歯専門歯科医院と思われることもあります。しかし、実際には、必ずあらゆる可能性を追求し、複数の治療方法の中から、患者さんと一緒に治療方法を選んで頂くというスタイルをとっています。 インプラントにはインプラントの良さ、ブリッジにはブリッジの良さがあります。 もちろんかかる費用も様々です。 現状を一緒に共有し、共同作業でよりベターな治療方法で、健康な口腔内を取り戻して頂くことが大切だと考えています。

今回のナチュラルデンチャーは、見た目が自然で、入れ歯を安定させる金属のフックがありません。見える部分は半透明のピンクのレジン素材で、しっかり力を支える部分はコバルトクロムという強度がありながら、弾性がある金属を使っています。 製作する歯科技工所は、成田デンタルという国内大手の品質管理に優れたところに依頼しております。昨今は中国やカンボジアなどで製作している入れ歯も多数ある中で、こういったところも安心できる要素かもしれません。 今回、裏側にはコバルトクロムの金属床を併用した設計になっています。これは将来喪失の可能性のある歯を診断し、仮に抜けてしまった場合は、入れ歯をリフォームして人工歯を足すことができるようになっています。

将来的も安心して長く使える入れ歯というのは、強い素材で頑丈なだけではなく、いかに予後を診断して、その変化に対応できるように事前に設計しておくことが重要になっています。 「入れてみて納得、ホントに自然なんですね。これまでの入れ歯と随分違います」と喜んで頂けました。

【経過の写真】

【患者様の喜びの声】

夜、歯みがきをするとき、入れていることを忘れて
みがき始めてしまったことがありました。
人と対面、対話するとき、今までより、少々
入れ歯のことを気にしなくてもよい感じがします。

【治療期間】
上顎:約2ヵ月(約4回の通院)

【治療費用】
上顎右上:約40万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。

症例のご紹介5

◎ A様 50代 「先生、入れ歯で何でも噛めるんです」

【詳細】
こちらの方は、色々なホームページをご覧になり、入れ歯の得意そうな先生を探され、あじき歯科のサイトにたどり着いたそうです。右上のブリッジを支えている歯が使えなくなってしまい、通院されていた歯科医院に相談したところ、インプラントを勧められましたが、インプラントはどうしても抵抗があったため、ネットで歯医者さんを探していたところ「ここなら!」と思ったそうで、車で40分かけて通って頂きました。

最初の希望としては、このままもう一度ブリッジで治療されたいということでしたが、残念ながら支えている歯が抜かざるを得ない状況でありました。更に手前の健康な歯を削って大きなブリッジに延長することも可能ではありましたが、また健康な歯がダメになるのではないかと不安もあり、リスクをきちんと話し合い、義歯(入れ歯)という選択となりました。但し、審美性を考慮し、義歯にした場合は、クラスプ(金属のフック)が見えないタイプとなりました。

先に、義歯を支えることになる奥歯の被せ物の金属の被せ物の治療からスタートしました。次に手前の歯根が割れていたため歯の抜歯を行い、その日のうちに、仮歯を装着しました。入れ歯の治療でも、歯が抜けたまま期間を作らないように、事前設計しておいた仮歯をセットすることで、治療中の見た目にも配慮をしています。

見た目と咀嚼機能の回復をために、仮歯の状態で抜歯した歯ぐきの回復を待ち、噛み合わせの調整、リハビリ、歯周病の治療を平行して行い、後日最終的な精密型取りを行いました。今回選択したスマートデンチャーは、自分の歯に義歯の一部が掛かりますが、そこが目立たない設計になっており、大きな力で噛んだ時のねじれを防ぐような金属で補強を加えた設計としており、大変満足して頂けました。

「今回の治療で、頭痛が無くなった」とのことで、先進と噛み合わせの関係の重要性を再認識した次第です。「何でも噛める」を喜びを感じて頂いたことは幸いに思います。

【経過の写真】

【患者様の喜びの声】

Q,当院に来院されたきっかけを教えてください。
A,前の歯医者に不信感を覚え、信頼できそうな歯医者さんをネットで探して見つけました。

Q,治療の前まで、不安だったこと、困っていたことはどんなことでしょうか。
A,先生、スタッフさんとても患者さんに対して丁寧親切思いやりがあって不安はありませんでした。

Q,治療後の感想など具体的にお聞かせ頂くと幸いです。
例えば、◎◎が食べられるようになった。カラオケが上手になった・・・など
A,奥歯の治療をしていただいてから頭痛がなくなりました。安心して両方の口の中で物を食べる事ができるようになりました。
治療していただいて今までがどんなにしんどかった事かと思いました。本当に感謝です。ありがとうございました。
面倒な歯なのにとても満足の仕上げていただきありがとうございました。

【治療期間】
上顎:約2ヵ月(約5回の通院)

【治療費用】
上顎右上:約25万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。
金属を使用している場合は稀に金属アレルギーに影響することがあります。

症例のご紹介4

◎ A様 40代 女性 「きれい、目立たなくて安心しました」

【詳細】
こちらの方は、安喰歯科医院の近く引っ越してきたことで、来院されました。
ホームページで義歯(入れ歯)が得意そうな歯医者さんを探されたそうです。

来院時のご要望は、歯が抜けてしまった前歯のところの治療と、以前他院で作製した入れ歯の作り直しでした。

視診のほか、レントゲン検査、歯周病検査を行ったところ、歯周病が進行しており現在残っている歯の中でも、一部は保存するのが困難な状態であることが解りました。ぐらぐらと抜けそうな状態のままにしておくことで、咬合の妨げになったり、入れ歯の設計に悪影響を及ぼす可能性があります。出来るだけ丁寧に現状と今後の見通しをご説明させて頂き、結果的に奥歯を2本だけ抜歯をして、しっかりと噛める入れ歯を製作する治療法となりました。

安喰歯科医院では、特に義歯治療の場合は、インフォームドコンセント(説明と同意)をとても大切にしています。歯を残すために最善を尽くすわけですから、歯を抜くというのは苦渋の選択になる場合が多いです。一度抜いた歯は生えてくることはありませんので、慎重にならざるを得ません。当院では一緒に治療計画を考えて頂くような「参加型歯科診療」を心がけていますので、その後の治療がとてもスムーズに進むのも特徴かもしれません。

そして大切なことは、残っているご自身の歯を今後もしっかり維持、管理していくことになります。全体的に歯周病が進行したことから、入れ歯の治療だけでは解決しませんので、「薬で治す歯周病治療」歯周内科治療から入りました。

歯周内科治療は、原因である菌を顕微鏡とDNA検査により特定し、薬でその菌を退治するものです。抗生物質を服用し、真菌というカビの一種も除菌する薬剤で歯磨きをします。併せて、歯ぐきの歯周ポケットの中の歯垢や歯石、細菌を徹底的に除去します。更に、継続的に専用の歯磨剤で歯ブラシをしていくことになります。

歯周病菌が除菌され、歯ぐきの状態も安定してきたことを確認した上で、型取りをして入れ歯の製作にかかります。

今回は、見た目が綺麗で、固いものをしっかり噛める入れ歯というご要望でしたので、いくつかの選択肢の中で一緒に選んで頂きました。

一つはスマートデンチャーというノンメタルクラスプメタルデンチャーで一般的な審美性に優れた部分義歯で、垂直方向に取り外すタイプです。

もう一つは今回採用したミラクルデンチャーです。

こちらは、歯周病があり、残っている自身の歯にできるだけ負担を掛けないようにする場合に採用するケースが多いもので、垂直でなはく斜め方向から取り外しをする外れにくいタイプです。
噛み合わせとしても、下の前歯が上の前歯を突き上げて歯周病を悪化させてしまうことがないように、こちらを採用した大きな理由の一つでした。ミラクルデンチャーは、一般的な義歯のように支える歯の上の部分にフックを掛けるのではなく、根元を押さえ、負担のかからない程度の「面」で根本を押さえ支える構造になっています。歯周病のため残った歯には最も負担が少ない治療法の一つです。

審美的にも強いミラクルデンチャーでしたので、患者様からは「見た目が綺麗で何でも食べられるようになり、ありがとうございます」と感謝のお言葉を頂きました。

【経過の写真】

【患者様の喜びの声】

固いお肉が久しぶりに食べられました。見た目も
笑うと少し金具が見えるかなと思っていましたが、自分から言わないと
分からないと数人から言われたので安心しました。
作るまでに丁寧に説明して頂き、その後もフォローして頂いていて
安心しています。本当にありがとうございました。

【治療期間】
上顎:約1ヵ月(約3回の通院)

【治療費用】
上顎:約40万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。
金属を使用している場合は稀に金属アレルギーに影響することがあります。

症例のご紹介3

◎ C様 60代 男性 「新しい入れ歯で食べ物の味が鮮明になりました」

【詳細】
こちらの方は、入れ歯で苦労されことが多かったとのことで、今回は「しっかりした義歯の治療」をご希望で、知人のご紹介でいらっしゃいました。

診断させて頂くと、歯周病が一部進行しており、ぐらぐらと動揺する歯や、痛みが出ている歯もありました。
2-3年前に入れた入れ歯(保険の義歯)のワイヤーがかかっている歯にも痛みが出ていたり、歯茎が下がってきているのも気になるので、全体的に診て欲しいといったご要望でした。合わない入れ歯を入れていることで、じわじわと長時間ストレスがかかっている状態で、ご苦労も多かったのではないかと思います。

歯周病検査では、DNA検査を行い、歯周病菌の種類、その菌数の調べた上で、その方の状態にあった計画的な歯周内科治療を行いました。
Pg菌(歯周病原生菌の代表的な最近、重度な歯周病に見られらる菌)は来院時328000copiesだったのが、除菌治療後12copiesまで改善することができことで、口腔内の環境も整ってきました。

当院では、まず歯周病の除菌療法(歯周内科治療)を行い、歯周病菌を激減させ、残すべき歯をしっかり保存をする治療も導入しています。

入れ歯を支える歯(鉤歯・コウシ)に特に負担の少ない、残存歯に優しいミラクルデンチャーを使った症例が多数ございます。ミラクルデンチャーは、自身の歯に負担をかけないだけでなく、見た目も金属のワイヤーが見えない構造になっているので、審美的に優れています。コンパクトで軽いとう特徴もあり、ここ数年女性方から高評価を頂いています。

入れ歯は長く使用していると、「また作り直すのではないか」とご心配される方もいらっしゃるかと思います。当院では、入れ歯の部分ではなく、支える土台、はぐきの部分に影響する歯周病治療、その維持、予防までトータルでアプローチする治療法を導入しています。

結果として入れ歯を長く使用することができますし、修理をする場合もありますが、20年以上経過する方もいらっしゃいます。
患者さん自身が、ご自宅での歯ブラシや器具を使ったプラークコントロールできる状態になることがとても重要になってきます。
私たち、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士がタッグを組んで、患者さんの健康寿命のお手伝いをさせて頂いております。

【経過の写真】

【患者様の喜びの声】

口の中の入れ歯がしっくりして、違和感がなくなりました。
食物の味もかなり新鮮な感じになっています。しかし
食べカスなど細かいもの、チョコレートや粘り気のある食物が
入れ歯のすき間に入ることがあります。
食後ですが入れ歯の日常生活での手入れ方法や着脱の
耐久性などを御教示して欲しいです。

【治療期間】
上顎:約1.5ヵ月(約5回の通院)
下顎:約1.5ヵ月(約5回の通院)

【治療費用】
上顎:約40万円
下顎:約40万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。
金属を使用している場合は稀に金属アレルギーに影響することがあります。

症例のご紹介2

◎ M様 60代 男性 「がっちりはまり、しっかり噛めるようになりました」

【詳細】
こちらの方は、当院に通院されている患者さんのご紹介でいらっしゃいました。
最初は、虫歯の治療で来院されていました。

奥歯のブリッジの部分が、歯周病でもたなくなったため、やむを得ず抜歯をして義歯の治療となりました。歯を抜いた直後は、保険診療の範囲でできる義歯で早急に機能回復を目指しました。抜歯をした部分も落ち着いてくると、さらにしっかりとしているが、小さく、見た目も義歯と分かりにくい入れ歯に変えていくことになりました。保険の義歯では、制約があるため、どうしても最低限の機能回復になってしまいます。使っているうちに、少しずつ違和感を持つようになったようです。

ご本人の希望としては、「もっと入れ心地が良く、丈夫でしっかりしているもの」でした。

そこで、数種類の入れ歯の中から、残した歯にとってダメージの少ない、ミラクルデンチャーを選択致しました。歯周病などで歯の動揺がある場合は、ミラクルデンチャーを選択するケースが多くなります。これは、入れ歯を支える力が「点」や「線」で歯の上部にかかるものが多い中、ミラクルデンチャーは「面」で歯の根もとから全体を包み込むように歯を支える構造になっているからです。入れ歯が歯を支え、歯が入れ歯を支えるような持ちつ持たれつといった関係です。

また、ミラクルデンチャーは、レストという、歯を上から押さえつけるフックが着いていません。全体を包み込みように偏った負担をかけない工夫がなされています。これにより、残った歯を長くもたせることに貢献するほか、見た目としても入れ歯らしいフックがないため審美的にも優れています。2カ月経過した現在も「違和感がなく、取り外しは楽にできます」と喜んでいただいています。

【経過の写真】

【治療期間】
下顎:約3ヵ月(約10回の通院)

【治療費用】
下顎:約38万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。
金属を使用している場合は稀に金属アレルギーに影響することがあります。

症例のご紹介1

◎ A様 80代 女性 「口元を気にせずに大きな口で笑えるようになりました」

【詳細】
こちらの方は、ご家族の紹介で通院されるようになりました。今まで使っていた入れ歯が審美的に優れず、大きく口を開けてしゃべりにくいということでした。診断の結果、入れ歯のピンク色(はぐき)の部分の設計が、お口に合っていなかった他、口腔内の変化に対応して、修理または新製が必要な状況でした。上の前歯は、土手の深いところまでピンクの床の部分を延ばすことができれば、審美的には良くなります。しかし、一般的な入れ歯では、土手の深いところまで入った場合に、痛みも感じますし、取り外しが難しくなるという課題があります。そこで、特殊な維持形態であるミラクルデンチャーを採用し全体の入れ歯の設計をし直し、新しく作り治すことになりました。最終的には、患者さんの満足のいくものとなり「これにして良かった。毎日楽しく食事ができて、おしゃべりもたくさんできるようになり、本当に嬉しいです。」とおっしゃって頂いています。


【患者様の喜びの声】

【治療期間】
上顎:約4ヵ月(約10回の通院)
下顎:約3ヵ月(約10回の通院)

【治療費用】
上顎:約50万円
下顎:約20万円

※副作用とリスク 
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。
金属を使用している場合は稀に金属アレルギーに影響することがあります。

TEL:047-477-7059